出雲市で注文住宅を考え始めた方へ🏠
このページでは、出雲市での注文住宅づくりに必要な知識をまとめています。
建物本体の費用相場や土地探しのコツ、補助金制度、間取りの工夫に加え、築地松や風向きへの配慮など、出雲の風土に根ざした設計の知恵もご紹介。
地元工務店・林谷ホームが、あなたの理想の住まいづくりをしっかりサポートします。
- 1. はじめに
- 2. 1.注文住宅の価格相場と予算の考え方(出雲市版)
- 2.1. 🧱 建物本体の価格は「坪単価×延床面積」でシミュレーション
- 2.2. 🏞 出雲市の土地価格は「坪10万円前後」が平均|地域によって大きく差がある
- 2.3. 💰 総予算の考え方|「建物+土地+諸費用」で“暮らしの予算”を組もう
- 2.4. 📊 予算の立て方|「月々いくら返せるか?」から逆算するのが正解
- 3. 2. 後悔しないために知っておきたい「よくある失敗」
- 3.1. ① 家事動線が悪くて暮らしにくい
- 3.2. ② 収納が足りない・使いづらい
- 3.3. ③ 土地選びで見落としがあった
- 3.4. 後悔を防ぐためには?
- 4. 出雲市で人気の間取り・デザインの傾向
- 4.1. 平屋+スキップフロア、そして“回遊動線”が人気に
- 4.2. 自然素材×シンプルモダンが定番に
- 4.3. 実際に見て、触れて、体感することが第一歩
- 4.4. 雲の文化と風土が息づく家づくり
- 5. 補助金・支援制度は最新情報をチェック
- 6. 土地探しと見学会を活用してイメージを具体化
- 6.1. 最新情報はイベント情報ページで
- 7. 最後に:不安も理想も、ひとつずつ形に
- 8. 参考URL
はじめに
出雲市といえば、出雲大社をはじめとした神話と歴史のまち。
ご縁を大切に、受け継がれてきた文化のなかで、家族の暮らしもまたひとつの「物語」として紡がれていくように感じます。
そんな出雲で、「家を建てよう」と思い立つことは、人生の大きな節目。
特に注文住宅は、自分たちの理想をカタチにできる反面、
- 何から始めればいいかね?
- 土地はどげすーかね?
- 予算ってどのくらいすーかね?
と、迷いや不安も多いのが正直なところです。

この記事では、出雲市で注文住宅を考えている方に向けて、まず知っておきたい5つのポイントを整理しました。
地元密着の林谷ホームだからこそお伝えできる、実体験に基づいたアドバイスとともに、あなたの“出雲での家づくり”をしっかりサポートできれば嬉しいです。
1.注文住宅の価格相場と予算の考え方(出雲市版)
🧱 建物本体の価格は「坪単価×延床面積」でシミュレーション
「注文住宅って、どれくらい費用がかかるの?」
これは、はじめてマイホームを考える方の多くが最初に感じる疑問です。
出雲市における注文住宅の建物本体の坪単価は、グレードや工法によって異なりますが、おおよそ65万円〜85万円/坪が目安です。
ここに設計料や外構工事、住宅ローン手続き費用、登記などの諸費用を含めると、建物全体で2,500万円〜3,500万円程度になるのが一般的です。
たとえば、35坪の住宅を建てた場合の建物価格は以下となります。
坪単価 | 建物価格(35坪の場合) |
---|---|
65万円 | 約2,275万円 |
75万円 | 約2,625万円 |
85万円 | 約2,975万円 |
💡これに加えて、設計料・外構工事・住宅ローン手続き費用・登記費用・火災保険料などの「諸費用」がかかります。
内容にもよりますが、建物本体価格の10〜15%程度を目安にしておくと安心です。
🏞 出雲市の土地価格は「坪10万円前後」が平均|地域によって大きく差がある
さらに土地を購入する場合には、エリアによって大きく価格差があります。
📊 出雲市内のエリア別・坪単価早見表(2025年版)
エリア | 坪単価平均 | 昨年比 | 特徴/補足 |
---|---|---|---|
出雲市駅周辺 | 約13.8万円 | +0.9% | 商業施設充実、通勤・通学の利便性◎ |
斐川町 | 約8.1万円 | +0.3% | 出雲ICや医療施設が近く、人気上昇中 |
平田・湖陵エリア | 約6.5万円 | ±0% | 自然豊かで静かな環境。地盤確認が重要 |
📌 POINT
- 駅チカや商業エリアは高めですが、再販性や生活利便も高い
- 郊外エリアは坪単価が抑えられる反面、地盤・造成状況のチェックが必須
- ハザードマップ・上下水道の整備状況・日当たり・道路幅なども必ず確認しましょう
出雲市内の土地単価は、駅周辺や文教エリアでは坪15万円前後、郊外では坪8〜12万円台が目安とされ、全体平均ではおよそ坪10万円前後といわれています。
土地の立地や整備状況によっても変動があるため、事前に複数の候補を比較することが大切です。
💰 総予算の考え方|「建物+土地+諸費用」で“暮らしの予算”を組もう
家づくりの費用は、「建物本体の価格」だけで語ることはできません。
実際には、土地代や各種手続き・工事・保険などを含めた“トータルコスト”で考えるのが基本です。
🏡 総予算 = 建物費用 + 土地費用 + 諸費用
ここで、出雲市内で35坪の注文住宅を建てるケースを想定してみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
建物価格(坪単価75万円×35坪) | 約2,625万円 |
土地価格(50坪×坪単価10万円) | 約500万円 |
諸費用(登記・外構・手数料など) | 約470万円(総額の約15%) |
総予算合計 | 約3,600万円 |
📌 ポイント
- 建物価格には、家そのものの工事費用が含まれます。グレードや設備仕様により大きく変動します。
- 土地価格は、出雲市の平均的な50坪を想定。エリアや形状によって坪単価は前後します。
- 諸費用には以下のような内容が含まれます:
- 地盤調査や改良費
- 外構工事(駐車場・アプローチなど)
- 各種申請・登記費用
- 火災保険・住宅ローン事務手数料
- 引っ越し費用や仮住まい費なども場合によっては含めます
👪 つまり、「家そのもの」の費用以外にも、暮らしを支えるために必要な“まわりの費用”も忘れずに計画することが大切なんです。
たとえば、「2,625万円の家」が建ったとしても、土地や外構、保険が整っていなければ安心して暮らせる住まいにはなりません。
暮らしのスタートに必要なものすべてを含めて予算を組むことで、「あとでこんなにかかるなんて…!」という後悔を防ぐことができます。
📊 予算の立て方|「月々いくら返せるか?」から逆算するのが正解
予算の立て方としておすすめなのは、「月々無理なく返せる金額から逆算して、建築可能な総予算を把握する」という考え方です。
✅ たとえばこんなケース:
「今の家賃が8.5万円だから、ローンの支払いもそれくらいなら…」
という方の場合、
月々の返済希望額 | 返済期間 | 想定金利 | 借入可能な目安 |
---|---|---|---|
約9万円以内 | 35年 | 1.0% | 約3,000万円前後 |
この3,000万円の枠内で、
- 建物価格
- 土地代
- 諸費用(外構・保険・登記など)
をバランスよく配分することで、安心して暮らし続けられる住まいを実現できます。
林谷ホームでは、住宅ローンや補助金を含めた資金シミュレーションも無料で行っていますので、「何から考えたら良いかわからない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
2. 後悔しないために知っておきたい「よくある失敗」
注文住宅は「自由設計だからこそ理想が叶う」反面、失敗の原因が“見えにくい”のも特徴です。
図面だけでは気づけないこと、住んでから「あれ?」と感じることも珍しくありません。
ここでは、実際に出雲市で家づくりをされた方の声や、地域特性をふまえて、よくある失敗ポイントと、特に重要な土地選びの注意点をまとめました。
ぜひ、家づくりを考えるうえでのチェックリストとしてお役立てください。
① 家事動線が悪くて暮らしにくい
「洗濯機が1階、干す場所が2階」や「玄関からパントリーへの動線が遠い」など、家事の“移動距離”が長くて不便という失敗はよくあります。
図面上ではよさそうに見えても、実際の生活動線を想像すると見えてくる課題も多いです。
💡回避ポイント
- 「洗う→干す→しまう」が1か所で完結するランドリールーム+室内干しが人気
- キッチン周りの「ぐるっと回れる動線」や、洗面脱衣とファミリークローゼットを隣接させたプランも◎
- 出雲市は冬の寒さと積雪も想定し、室内干しや暖房との連携も要チェックです
② 収納が足りない・使いづらい
「収納はたっぷりつくったつもりだったのに…」という声もよく聞きます。
その原因は「収納の量」ではなく、「配置」と「使い勝手」。
たとえば、
- 2階にしか大きな収納がなく、1階が常に雑然…
- 奥行きが深すぎてモノが埋もれる
- 階段下収納がしゃがまないと使えない
💡回避ポイント
- 「よく使うモノは近くに」が収納の基本
- 季節の寒暖差が大きい地域性をふまえ、季節もの収納や外部収納(除雪道具・タイヤなど)も◎
収納の質と配置を意識することで、暮らしのストレスがグッと減ります。
③ 土地選びで見落としがあった
「土地の価格が手頃だったから」と即決してしまい、後から「もっと確認しておけばよかった…」となるケースもあります。
たとえば…
- 日当たりや風通しが悪かった
- 冬の雪が溜まりやすい地形だった
- 周辺の生活音や道路事情に後から気づいた
土地価格や広さだけで判断してしまうと、あとで「日当たりが悪い…」「湿気がひどい…」「除雪が大変…」といった暮らしに直結する後悔が生まれがちです。
図面や不動産資料だけでは分からない現地のリアルは、
✅ 平日・休日・朝夕・雨の日に分けて現地を歩いてみる
✅ プロの同行チェックを受ける
✅ ご近所の雰囲気も観察する
といった「ひと手間」でしっかり見極められます。
出雲市は風向き・積雪量・海風・川沿いの湿気など、自然環境がエリアによって大きく異なります。
地盤調査や周辺環境の確認は、契約前にプロと一緒にしっかり行うことが鉄則です。
後悔を防ぐためには?
どれも「建てたあと」ではやり直せないことばかりです。
だからこそ、早い段階から信頼できる専門家に相談し、自分たちの暮らしに合った提案を受けることが後悔しない家づくりの第一歩になります。
また、先輩施主のリアルな声や、実際の施工事例を見ておくこともとても参考になります。
林谷ホームでは、家づくりの成功・失敗事例を交えながら、プロ目線でアドバイスをお届けしています。どんな小さな疑問でも、ぜひ気軽にご相談ください。

出雲市で人気の間取り・デザインの傾向
「せっかく建てるなら、“私たちらしい家”にしたい」
そんな想いをかたちにできるのが、注文住宅の何よりの魅力です。
出雲市や松江市でも近年は、ライフスタイルに合わせた“暮らしやすさ重視”の間取りや、自然と調和するデザインに注目が集まっています。
平屋+スキップフロア、そして“回遊動線”が人気に
世代を問わず人気が高まっているのが、平屋スタイルにスキップフロアを加えた住まい。
段差を活かして空間に奥行きと立体感を生み出しながら、収納や書斎、子どもたちの遊び場としても活用できます。
あるご家庭では、音楽好きな奥様のために、スキップフロアを“趣味の演奏スペース”として設計されました。
実際に私も拝見したのですが、建物の中心に、家族の気配を感じながらも集中できる、温かくて心地よい空間が広がっていて、とても素敵な間取りになっていました。

また、家事がスムーズに回る“ぐるっと回遊できる間取りも共働き家庭を中心に好まれています。
たとえば、
玄関 → パントリー → キッチン → 洗面 → 脱衣所 → 玄関
といった回遊動線は、買い物から帰ったあとや朝の支度を効率よくこなせると好評です。
自然素材×シンプルモダンが定番に
デザイン面では、出雲の風土に馴染む無垢材・塗り壁・珪藻土などの自然素材を活かしたナチュラルテイストが根強い人気です。
同時に、すっきりとしたラインと余白を大切にしたシンプルモダンな外観・内装を選ぶ方も増えており、「機能性もデザイン性も両立した、ちょうどいい家」が選ばれている印象です。

特に出雲では、
- 落ち着いた色合い(白・木目・グレー系)
- 軒を深くとった雨雪対策
- 外と中をつなぐウッドデッキ
といった土地柄に合った“暮らしのリアル”に寄り添ったデザインが支持されています。
実際に見て、触れて、体感することが第一歩
林谷ホームでは、出雲市や松江市で建てた注文住宅の施工実例を多数ご紹介しています。
🔗 Instagramでは、完成写真だけでなく絵や間取り図を使って、“暮らしのイメージ”をわかりやすく解説しています。
「図面やCGだけじゃ分からなかった!」というお声も多く、そうした声に応える形で、住まいの工夫や動線のポイントなどもビジュアルで丁寧に紹介しています。
実際の空間を体感したい方は、最後のほうでご案内している見学会情報もぜひご覧ください。
雲の文化と風土が息づく家づくり
出雲市といえば、出雲大社や割子そばに代表される、歴史と文化のまち。
私もそばが大好きで、割子そばは、いつも3段では足りず、つい4段頼んでしまいます(笑)。
そんな出雲大社の周辺でも、ふと目を引くのが、整然と並んだ築地松(ついじまつ)。
斐川地域などで古くから見られるこの松並木は、防風と景観を兼ね備えた、出雲の家づくりに根ざした伝統です。

「家は辰巳(南東)向きに建てよ」という言い伝えとともに、季節風を和らげる“自然との共存設計として、今も地域の暮らしに息づいています。
間近で見る築地松は、想像以上のスケール感と存在感。田園風景と調和しながら、家の佇まいに凛とした風格を添えており、その姿はまさに一枚の絵のようです。
こうした文化的背景もあって、出雲市では
- 和室を取り入れる
- 深い軒を設ける
- 周囲の景観と一体となる外観設計を考える
といった「地域の風土に調和する木の家」が、今もなお多くの方に選ばれています。
また、家づくりでは気候への配慮も欠かせません。
たとえば…
- 浸水リスクがある地域では、基礎を高く設計し、床下への水害を防ぐ工夫
- 冬季の北西風が強いエリアでは、防風植栽や建物の向きによって体感温度をやわらげる工夫
——こうした細かな積み重ねが、出雲という地に根ざした、安心して長く暮らせる家づくりにつながっていきます。
補助金・支援制度は最新情報をチェック
「家を建てたいけど、予算が心配で踏み出せない…」
そんな声を、私たちはこれまでにたくさん聞いてきました。
実は、出雲市や国では、家づくりを応援するための補助金・支援制度が数多く用意されています。
たとえば、
- 「こどもエコすまい支援事業」(最大100万円支給)
- 「出雲市子育て世代定住促進補助金」
- 長期優良住宅やZEH住宅への優遇措置 など
こうした制度をうまく活用できれば、予算の不安を大きく軽減することも可能です。
ただし注意点として、これらの制度は年度によって内容が変更になることが多く、申請のタイミングや対象条件を見逃すと「使えるはずだったのに…」という事態にもなりかねません。
そのため、補助金についての最新情報は、下記の専用ガイドでまとめてご覧いただくのが確実です。
👉 🔗【出雲市の家づくり補助金完全ガイド】はこちら
https://hayashitani.co.jp/blog20250424-y/
制度の特徴や申請方法、活用のコツまで、わかりやすく解説しています。
「まずは補助金を使えるか知りたい」という方にも、きっと役立つ内容です。

土地探しと見学会を活用してイメージを具体化
「なかなか理想の土地が分からなくて...」
そんな悩みをお持ちの方にこそ、土地探しと見学会の活用をおすすめしています。
出雲市には、駅周辺、郊外の田園地帯、そして通学しやすい学区エリアなど、多様な住宅地が広がっています。
暮らし方によって“ぴったりの場所”が変わるのも、出雲の魅力のひとつです。
たとえば…
- お子さまの通学や進学環境を重視するなら、学区の整ったエリア
- 買い物や通勤の利便性を重視するなら、出雲市駅周辺
- 静かで自然に囲まれた暮らしを求めるなら、少し郊外の田園地域
…など、ご家族のライフスタイルに合った土地選びが、満足度の高い住まいへの第一歩になります。
さらに、完成見学会は「図面だけではわからない“暮らしのリアル”を体感できる」貴重なチャンスです。
- 実際の間取りの広がり
- 素材の質感や光の入り方
- 家事動線や収納の使い勝手
など、モデルハウスでは味わえない“本当に住む家”の感覚を、五感で感じていただけます。
最新情報はイベント情報ページで
林谷ホームでは、出雲市・松江市を中心に開催する見学会や土地の最新情報を
【ホームページのイベント情報ページ】で随時ご案内しています。
「まずは雰囲気だけでも見てみたい」
「空いてる時間に少しだけ立ち寄りたい」
そんな方も大歓迎!
気軽に見て、気軽に話せる場所をご用意しています。
最後に:不安も理想も、ひとつずつ形に
出雲市で注文住宅を建てるということは、単に“家を持つ”ということ以上に、ご家族のこれからの暮らしを一緒に描いていく、かけがえのないプロセスです。
はじめての家づくりには、予算のこと、間取りのこと、土地選びやスケジュール…迷うことや不安もたくさんあると思います。
でも、それ以上に、
「こう暮らしたい」
「こんな家にしたい」
という理想を少しずつ形にしていく楽しさと喜びが、この時間には詰まっています。
林谷ホームは、出雲の地で長年培ってきた経験と信頼をもとに、
お客様一人ひとりの想いに寄り添いながら、丁寧に、誠実に家づくりをお手伝いしています。
「ちょっと話を聞いてみたいな」
「自分たちに合った建て方ってあるのかな?」
そんな気持ちからで構いません。
どんな小さな疑問でも、ぜひ気軽にご相談ください。
あなたとご家族の“これから”が、笑顔で満ちる住まいになりますように。
出雲の地で、その第一歩を一緒に歩めることを、私たちは楽しみにしています。

参考URL
🔗国税庁地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)
国税庁が公開している地域別工事費データで、島根県の木造住宅の平均工事費は239,000円/㎡とされています。
これを1坪(3.3㎡)で換算すると、約79万円/坪となり、先にお伝えした出雲市の建築費用の実感値とも一致しています。
それでは良い1日をお過ごしください。
本日もご安全に!