親世帯と子世帯、ひとつ屋根の下で暮らす「二世帯住宅」。
でも実際は、「距離感」や「家事分担」で悩む方も多いんです。
今回は、そげな二世帯住宅の暮らしがもっと快適になるヒントを、実例を交えてお届けします。

目次

  1. はじめに
  2. 二世帯住宅の暮らしにある“あるある”なお悩み
  3. 暮らしのズレはなぜ起きる?背景を探る
  4. 快適な二世帯住宅をつくる3つの工夫
  5. 実例紹介:完全分離型二世帯住宅に学ぶ、心地よい距離感のつくり方
  6. まずは暮らしの“理想”を描くことから

はじめに

おはようございます!
好きな言葉は「笑う門には福来る」、林谷佳和です。

最近は「親世帯と子世帯が近くに暮らせたら安心」と考える方が増えています。
その一方で、「気を遣いすぎて疲れてしまいそうだが…」「家事や育児の役割分担はどうしたらいいかね?」といった不安の声も少なくありません。
今回は、そんな“二世帯住宅の暮らし”にまつわるリアルなお悩みに寄り添いながら、快適な同居生活を送るためのヒントをご紹介します。

二世帯住宅の暮らしにある“あるある”なお悩み

距離が近いからこそ、気になるプライバシー

二世帯住宅というと、ひとつ屋根の下に親世帯と子世帯が一緒に暮らす住まいのスタイル。
安心感がある一方で、暮らしてみて初めて「思ったより近すぎた…」と気づくことも。
たとえば、お風呂やトイレのタイミングが重なる、音が気になるなど、細かな部分でストレスを感じる方もいらっしゃいます。

家事シェアがうまくいかないことも

共に暮らすからこそ発生するのが「家事の分担」。
親世帯が中心になりがちだったり、逆に子世帯に負担がかかってしまったりと💦
特に仕事と育児に忙しい子世帯にとって、見えないプレッシャーになることもあります。

ライフスタイルの違いによるズレ

朝型と夜型、テレビの音量、食事のタイミングなど、世代が違えば暮らしのリズムも違います。
お互いに良かれと思っての行動が、知らず知らずに相手を疲れさせてしまうこともあるんです。

暮らしのズレはなぜ起きる?背景を探る

そもそも“生活観”が違う

戦後から高度成長期を生きてきた親世代と、共働き・情報過多の中で子育てをする現役世代。
暮らし方の価値観がまったく違うことも珍しくありません。
「掃除機をかけるタイミング」、「ご飯を作る時間帯」など、暮らしのペースが少しずつ違うだけで、知らぬ間に相手を疲れさせてしまうこともあります。
それが積み重なると、日々の生活に摩擦を生み出してしまいます。

間取りや住まいのつくりが合っていない

「とりあえず一緒に住める家」でスタートしてしまうと、結果的に“なんだか落ち着かない空間”に。
これは実例でもよくあることです。
プライバシーが保たれない、動線がかぶる、収納が足りない…こういった構造的な問題が、ストレスの原因になってしまいます。

快適な二世帯住宅をつくる3つの工夫

プライバシーと交流のバランスを整える間取り

完全分離型・部分共有型など、二世帯住宅のかたちはさまざま。
家族の距離感に合わせた家の計画が大切です。
玄関、水回り、LDKを分けることで、ほどよく“世帯の輪郭”を保ちつつ、必要なときに顔を合わせることができます。

家事シェアのルールをつくる

「これって誰がやるの?」をなくすために、分担表をつくる・週1回の家族ミーティングを設けるなど、仕組みでカバーするのもおすすめです。
たとえば、子世帯が朝食、親世帯が夕飯、洗濯は曜日ごとに交代…といった形にすれば、自然と助け合えるようになります。

暮らしの工夫でストレスを減らす

音のトラブルを防ぐための防音ドアや、照明・家電スイッチの分離。ちょっとした工夫で、“暮らしのズレ”を最小限に。
たとえば世帯ごとに洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどの生活家電を分けて使う。
これにより、“これ、今使っても大丈夫かね?”という小さな気遣いがなくなります。
お互いに遠慮せず、自分のペースで家事ができる毎日は、想像以上に心地よく、気持ちまで軽やかになります。

実例紹介:完全分離型二世帯住宅に学ぶ、心地よい距離感のつくり方

実例から見えてくるのは、「完全分離型」という住まい方が、家族の関係性に与える前向きな影響です。
単に空間を分けるという構造的な工夫以上に、家族それぞれの“心地よい距離感”や“安心感”を育むための設計が、暮らしの質を大きく高めています。
ここでは、そんな実例をご紹介します。

完全分離がもたらす“プライバシーの安心”

玄関・水回り・LDKなどの生活空間をしっかりと分けることで、日々の生活音や動線が干渉せず、双方の暮らしを尊重できるようになります。
互いに気兼ねなく過ごせるこの安心感は、同居生活のストレスを大きく軽減します。

「いざというとき」に支え合える距離感

建物としては一つであっても、それぞれの空間が独立させることで、日常は干渉しない“ちょうどいい距離感”を保てます。
そして、災害や体調不良など「助けが必要なとき」にすぐ手を差し伸べられる環境が整っています。

防音・断熱性の配慮が快適性を左右する

完全分離であっても、壁・床の断熱や防音性が高くなければ生活音は伝わります。
壁に断熱材や防音シートを使う、寝室の配置を工夫するなどして、快適な室内環境を保つ工夫がされています。

世帯ごとのライフスタイルを反映した設計

親世帯はバリアフリーで落ち着いた和の空間、子世帯は吹き抜けや対面キッチンなど現代的なスタイルを採用するなど、それぞれの世帯が「自分たちらしく暮らせる」ように設計されています。
これは長く暮らす上で非常に大きな満足度に繋がります。


ここから学べることは、「家族みんなのライフスタイルや性格に合わせた“距離感”の設計」が、同居の満足度を大きく左右するということです。
完全分離型はそのためのひとつの有力な選択肢。あなたのご家族にとって、どんな暮らし方が“ちょうどいい”のか? この記事がその第一歩になれば幸いです。

まずは暮らしの“理想”を描くことから

自分たちらしい暮らしを見つけよう

二世帯住宅の暮らしには、正解がひとつではありません。
だからこそ、「どんな暮らし方をしたいか」を家族でじっくり話し合い、それに合った住まいの形を選ぶことが何よりも大切です。
「一緒に住む」と決める前に、「どう住みたいか」を考えてみましょう。
大切なのは、「家族みんなが心地よく暮らせる空間」を見つけること。
私ども林谷工業(林谷ホーム)は、今ある不安を、ひとつずつ希望に変えていくお手伝いをいたします。

📩ご相談はいつでもお気軽にどうぞ!:家づくり無料相談会

▶ 私たちの想いはこちらから:🔗林谷ホームの想いと家づくりのコンセプト

それでは素敵な1日をお過ごしください。
本日もご安全に!

おまけ:補助金制度もチェック

二世帯住宅の建築やリフォームをご検討中の方は、地域の補助金制度も見逃せません。
松江市では、以下のような支援制度があります。

松江市の制度

  • 三世代同居・近居住宅移転費補助金:移転にかかる費用の一部を補助(上限9万円)

詳しくはこちら:🔗松江市三世代同居・近居住宅移転費補助金について

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA